🍃腱鞘炎でお悩みの方へ🍃

腱鞘炎は、

• 指や手首を動かすと痛む

• 物をつかむ・ひねる動作がつらい

• 朝にこわばりが強い

• 休ませたいが、仕事や家事で使わざるを得ない

といったお悩みが多く、日常生活に支障をきたしやすい症状です。一時的に安静にすると楽になるものの、再発を繰り返してしまう方も少なくありません。

西洋医学的に考える腱鞘炎■

腱鞘炎は、筋肉と骨をつなぐと、その腱を包む腱鞘の間で摩擦が起こり、炎症が生じることで痛みが出る状態です。

主な原因

• 同じ動作の繰り返し

• 長時間の手指・手首の使用

• 前腕筋群の過緊張

• 手首の不良姿勢

特に、スマホ・PC作業、細かい手作業、家事、育児などにより前腕の筋肉が硬くなり、腱の動きが悪くなることが、腱鞘炎の大きな背景となります。また、炎症が落ち着いても、筋緊張や血流不良が残っていると再発しやすいのが特徴です。

腱鞘炎は「手首だけ」の問題ではない■

腱鞘炎の痛みは手首や指に出ますが、

• 前腕

• 肘

• 肩

• 首

これらの部位の緊張が積み重なった結果、末端である手首に負担が集中しているケースが非常に多く見られます。そのため、局所だけのケアでは改善が不十分になることがあります。

東洋医学からみた腱鞘炎■

東洋医学では、腱や筋のトラブルを「気血の巡り」と「消耗」の観点から捉えます。

主に考えられる証

① 瘀血(おけつ): 慢性的な痛み、押すと痛い、同じ場所に痛みが固定している。血の巡りが滞り、炎症が長引いている状態と考えます。

② 気滞(きたい):張るような痛み、動かすと悪化しやすい、緊張やストレスが強い。精神的・肉体的な緊張により、筋が硬くなりやすい状態です。

③ 血虚(けっきょ):疲れると悪化する、回復に時間がかかる、何度も再発する。腕の使いすぎによって、回復力そのものが低下していると捉えます。

腱鞘炎では、これらが単独ではなく複合していることが多くあります。

鍼灸でのアプローチ■

当院では、

• 痛みのある部位への直接刺激を最小限に

• 前腕・肘・肩・首を含めた調整

• 気血循環を高め、回復力を引き出す施術

を重視しています。炎症が強い時期には無理に刺激せず、状態に応じて施術内容を調整します。

まとめ■

腱鞘炎は「使いすぎによる局所炎症」だけでなく、腕全体の緊張や巡りの悪さが深く関係しています。鍼灸では、再発しにくい身体づくりを目指します。